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イエスから目を離さないでいなさい。(へブル 12:2)

2018-06-27

Navigatorのソースコードの公開

「Navigatorのソースコードの公開」の記事に惹かれた。
1998年1月23日、ネットスケープ社は二つのことを公表した。その一つについて、C/Netは次のように伝えた。「前例のない措置として、ネットスケープ・コミュニケーションズ社はブラウザのナビゲータを無料配布することになり、数週間前から流れていた噂を裏づけた」
 そして二つ目は、次のようなものだった。「同社は、コミュニケータの次期バージョンのソースコードも無償公開する」
 ブラウザの無料配布の決定は意外なことではなかったが、ソースコードの公開は業界に衝撃を与えた。そのニュースは世界中の新聞に掲載され、オープンソースコミュニティでさえ度肝を抜かれるほどであった。かつて、大手のソフトウェア会社がクローズドなコードを公開したことはなかった。ネットスケープ社は何をねらって、それをあえて行なうことに踏み切ったのだろうか?

1994年、ネットスケープ社がブラウザの初期バージョンをインターネット上で自由に配布しはじめたとき、人びとは「どうかしている!」と言ったが、我われが「ソースコードを公開する」と発表したときも、彼らは同じことを言っている。
 オープンソース化の公表にいたる話し合いの日々は、怒濤のように過ぎていった。最終決断が下される日まで、我われはバイナリ版を無料でリリースするかどうかを何か月も討議してきていた。そして、その長い話し合いの結果が最後の24時間になって、ソースコードを無償公開するという信じられない結果となったのである。

https://www.oreilly.co.jp/BOOK/osp/OpenSource_Web_Version/chapter14/chapter14.html

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